・Python初めてインストールします!
・Mac, Windows両方の環境でのPythonインストール方法を知りたい!
こんにちは、りっくんです。
今回からPythonを使ってプログラミングができるように、数回に分けてレクチャーしていきます。
プログラミングで出てくる用語など難しい単語についても丁寧に説明しますので
- 記事を「見て」勉強する。
- 記事の内容の通りに「書いて」勉強する。
- 書いたプログラムコードを「動かして」動作を勉強する。
上記の3ステップをプログラミングの勉強中に実施してマスターしていきましょう!
このPython基礎講座では複数回にまたがって説明をしていきます。
本ブログ内のカテゴリー一覧から「0から始めるPython基礎講座」を選択すると
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Pythonインストール手順

Pythonのバージョンを確認していきます。
では早速Pythonをインストールしてみましょう。
各環境毎に作業が異なってくるため、ご自身に合う方法を確認してやってみましょう!
Windowsの場合
まずはコマンドプロンプトを起動します。
- ・Windowsキー + Rキーを同時押しして、「cmd」と入力してEnterキーを押す。

- ・スタートメニュー(Windowsロゴ)をクリックして、「cmd」と入力してEnterキーを押す

そうすると黒い画面(コマンドプロンプト)が開きますので、下記を入力してEnterを押してみましょう。
python --version
何か結果が返ってきましたか?
- ・「Python 2.x.x」と出た方→Python2系がインストールされています
- ・「Python 3.x.x」と出た方→Python3系がインストールされています。
- ・「Python」とだけ出た方→Python未インストールです。
Python3系が既にインストールされている場合はインストール作業は飛ばして次の章へ進んでください。
Python2系・未インストールの方は下記インストール手順へ進んでいきましょう。
Macの場合
Windowsとは異なり、Macでは最初からPythonがインストールされている可能性があります。実際にPythonが入っているか確認してみましょう。
- ・⌘キー+スペースキーを同時押しして、「ターミナル」と入力しEnterキーを押す。

- ・ターミナル上から以下のコマンド(おまじないみたいなもの)を入力してEnterを押す。
python --version
何か結果が返ってきましたか?
- ・「Python 2.x.x」と出た方→Python2系がインストールされています
- ・「Python 3.x.x」と出た方→Python3系がインストールされています。
- ・「zsh: command not found: python」と出た方→Pythonはプリインストールされていません。(標準でPythonがインストールされていません。)
もしPython3系がインストールされていた場合は、手動でPythonをインストールする必要はありません。
Python2系がインストールされている場合、現在Pythonでは3系が主流となっていますのでPython3系をインストールしていきましょう。(本講座では3系を使用します。)
Pythonのインストールを実施。(3系Pythonが入っていない方)
Windowsの場合
Windowsの場合、公式サイトから直接Pythonパッケージをダウンロードすることができますので
公式サイトにアクセスしていきます。

特に指定がなければ赤枠の「Download Python 3.11.1」をクリックしてダウンロードしていきます。
その後、ダウンロードしたインストーラーをクリックしてPythonのセットアップを行っていきます。
インストーラーを立ち上げたら、
「Add python.exe to PATH」という項目があるため、ボックスをクリックしていきます。
その後、「Install Now」をクリックしていきます。

少し読み込みに時間がかかりますが、処理が無事完了すると
「Setup was successful」と出てきます。
下記に「Disable path length limit」という項目が出現していますので、こちらをクリックしていきます。

クリックしたらそのまま「Close」ボタンでインストーラを閉じます。
これでPythonのインストールは完了となります。
これから説明するMacを使ったPythonのインストール手順に比べ、はるかに簡単で早く完了します笑
無事インストールできているか、念のためPythonのバージョン確認をしていきましょう。
ダウンロードしたPythonパッケージのバージョンと同じであれば無事インストール完了です!
Macの場合
Homebrewのインストール
Macでは、「pyenv(読み方:パイエンブ)」というMac OS独自のコマンドツールを使用して「3系」Pythonをインストールしていきます。
「Homebrew(読み方:ホームブリュー)」というツールをインストールする必要があります。(Homebrewという箱の中にpyenvがあり、それを使ってPythonをインストールする流れ)
なので、まずはHomebrewがインストールされているかどうか確認するところから始まります。以下のコマンドを実行してみてください。
brew -v
実行結果はどの様になりましたか
- ・ 「Homebrew (バージョン数)」と出た方:すでにインストール済み。(次の章に進む)
- ・「zsh: command not found: brew」と出た方:未インストール。
未インストールの方は以下のコマンドをターミナルにコピー&ペーストをして、実行します。(改行してますが、全て一行のコマンドになるので全てコピーしてペーストして下さい)
/bin/bash -c “$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)”
実行すると途中でPCにログインするパスワードを求められるため、キーボードで入力します。
※セキュリティ上、キー入力しても画面に表示しないようになってますが問題なく入力されているので落ち着いて入力し、Enterキーを押しましょう。
↓

しばらく時間が経過したら以下のように「Installation Successful!」と出るので、ここでHomebrewのインストールが完了です。

上記コマンドの実行が完了したら、問題なくHomebrewがインストールされているかどうか
バージョン確認を行うコマンドを入力し、実行しましょう。(一番最初に確認で実行したコマンドはバージョン確認のためのコマンドだったわけですね!)
brew -v
「Homebrew (バージョン数)」と出たら正常にインストールされています。おめでとう!
pyenvのインストール
Homebrewが無事インストールされたので、次はpyenvのインストールです。
Homebrew同様、すでにインストールされていないかどうかバージョン確認コマンドを実行してみましょう!
pyenv -v
実行結果はいかがでしたでしょうか?
- ・バージョン数が表示された場合:インストールされています。次の章へ進む。
- ・「zsh: command not found: pyenv」と出た場合:未インストール。
未インストールの場合は、以下のコマンドを実行します。
brew install pyenv

念の為、インストール確認のためバージョン確認コマンドを実行します。
pyenv -v
pyenv(バージョン数)が出たらインストール完了です!
Pythonのインストール
インストールしたpyenvを用いてPythonをインストールしてみましょう。
実はpyenvでは、複数のバージョンのPythonを使用することができます。
ではどのようなバージョンのPythonがインストールできるか確認してみましょう。
以下のコマンドをターミナルで実行してみてください。
pyenv install –list
大量の文字列が出力されたかと思います。これらが現在インストール可能なPythonのバージョンとなります。
今回は最新のバージョンをインストールしていきましょう。(「-dev」などアルファベットが混じっているものもありますが、バグなどを避けるため数字だけのバージョンを選びましょう。)

実際にPythonをインストールしていくので、以下のコマンドを実行します。
pyenv install (バージョン数)

念の為バージョンを確認してみましょう。
pyenv versions

3.11.1が無事表示されましたね。
ただこのままだとMac標準のPythonとして利用することができないので、以下のコマンドを打ち込みます。
pyenv global 3.11.1
実行後、問題なくpythonのバージョンが表示されるか確認します。
python –version

これで最初の目的通り、「3系」のPythonを使えるようになりました!次の章では、自分のPCでPythonのコードを実行する方法を学習してみましょう。
Pythonを動かしてみます

今回はPythonファイルを作成し、プログラムを実行していく手法を取ります。
Windowsの場合
この後「MacでPythonファイルを作成する」手順同様、コマンドを使ってPythonファイルを作成することができるのですが
ここではさらに簡単な手順で解説していきます。
まずはデスクトップ上で「TestCode」というフォルダを作成していきます。
デスクトップの空いている箇所を右クリックして、新規作成 > フォルダーを選択します。

フォルダが作成されたら「TestCode」という名前をつけてあげましょう。
作成が完了したらフォルダ内を右クリックして新規作成 > テキスト ドキュメントをクリックします。
そしてテキストファイル名を「TestScripts.py」に変更してください。

ファイル名を変更しようとすると以下のような警告が出てきますが、無視して「はい」を選択しましょう。

無事ファイル名・拡張子名が変更されたら以下のようにPythonファイルが作成されます。

では実際にPythonファイルを編集していきます。
編集する際、今回は「メモ帳」を開いて以下の手順で編集していきます。

メモ帳のファイル名が「TestScripts.py」になっていることを確認できたら
以下の文字列をコピぺしていきましょう。
コピペが出来たら、Ctrl + Sで保存をしてファイルを閉じます。

無事保存されましたか?
保存が出来たら実際にPythonファイルを実行していきます。
コマンドプロンプトを再度開き、以下のコマンドを実行していきます。
結果はいかがでしたでしょうか?
C:\Users\xxx\Desktop\TestCode>python TestScripts.py
Hello World!!
2
Macの場合
以下のコマンドを順に実行して下さい。
ここで一旦ストップ。
先ほどのコマンドでは「デスクトップ上に”TestCode”というフォルダを作って、中身に”TestScripts.py”というファイルを作成する」といった処理を実施しました。
実際に作られているか確認しましょう。

作成できていることが確認できたら、またターミナルに戻り、以下の手順でコマンドを実行していきます。

みなさん、上の画像のようなのが出現しましたでしょうか?
「あれ?さっきまでのコード達が消えたけど、大丈夫?」って思われるかもしれませんが…ご安心を。
先ほどのviコマンドというものは「ファイルを編集するコマンド」なので、TestScripts.pyの編集画面が出現したわけです。なので今までのターミナル画面は問題なくあとから出てきます。
ではこの画面から実際にTestScripts.pyを編集していきます。
また下記の手順通りに進めていきます。また、このフェーズでPythonのコードを使用します。(緑枠の中に「Python」と書いてあるのがPythonコードになります)
どうでしょうか。元のターミナルに戻りましたか?
元に戻ったら先ほど記述(コピペ)したPythonファイルを実行していきましょう。
python TestScripts.py
「Hello World!!」と「2」という結果が出力されましたか?
出力されたら無事、Pythonプログラム作成できています!おめでとう!
さいごに
みなさん問題なく「Hello World!」が出力されましたか?
何度も出ている「Hello World!」は、エンジニア同士のご挨拶的なやつなので(?)
頭の片隅にでも置いておいて下さい!笑